2010/07/25 Sun サッカー馬鹿。

Twitterでも書いたこと。

イラっときたNumberのコラムです。
今回の記事でよく分かりました、この方のコラムはサッカーコラムではなく日本メディアに対する風刺コラムであると。自分の"素の部分のサッカー観"に基づくものではなく国内メディアを意識してのコラムじゃ何も伝わるものはないな・・・と。

サッカー好きな馬鹿という物は非常に勝手なものです。
かくいう私もバルサが志向する戦術なりアイデンティティに感銘を受けつつ輩であるにも関わらず2010ワールドカップに出場した日本代表に感動を覚えました。それはもしかしたら心の奥底にあるナショナリズムであるかもしれませんし、ひたむきにボールを追い回す選手たちに感銘を受けたかもしれません。それが何かを的確に表現しろ・・・といわれれば上手くかけないかもしれませんがとにかく感動を覚えました。

このコラムニストは1ヶ月弱現地に滞在しワールドカップを肌で感じたことでしょう。
そしてその中で「パラグアイvs日本」のハータイム中、とあるドイツ人記者から「日本の選手は退屈すぎる」と怒られたことでしょう。でもね、その後は・・・??選手&スタッフ全員が円陣を組んでその後に望んだこと、PKの時にキッカーが膝をつきGK川島を信じたこと・・・そのドイツ人記者はその姿を見てどう感じたのか?そこを伝えて欲しかったと思います(サッカーにおける行間というもの)。

国内の主要メディア(主にTv)というのは確かに大衆が食いつきやすい、おいしいネタを提供しなければ視聴率に反映されません(視聴率が下がると収益に反映)。ですけどね専門的な物事を題材にするコラムニスト(それは例えばサッカーじゃなくても一緒)はブレちゃいけないと思うんですよ。自分の持っている"芯"を基にそこで感じたことをキトンと全て伝えなくちゃいけないと思うんです(それを生業としているので)。でもこのお方は結局のところ自分の信じる白黒じゃなく"ネズミ色"を狙い書いていると。

これじゃ何も読者に伝わらないよ・・・と。
そして読者に失礼だよ・・・と。

書き物を生業とする者は行間を大事にしないといけない。
それを表現することの出来ない書き者は所詮二流です。

＜おまけ＞
私はサッカー好きですが三流男です♪
「普通のサッカー馬鹿です」