2010/06/06 Sun 中田氏×本田選手対談。

※個人的意見を書いてます※

「結局この対談は何が目的で行われたのだろう??」
本田選手が中田氏をリスペクトしている・・・それだけしか伝わってこない対談でした。

いえね、内容的に中田氏は自分と同じ雰囲気(性格、サッカーに対する思考みたいなもの)をもった本田選手に問いただすように話をしていました。特に対談前半部分の、どれだけサボって前を向ける状況を作るか?そのためにはどういう位置取りでパサーに体を向けるか・・・とか(中田氏が半身でボールを受ける・・・というくだり)。このあたりは彼の当時のプレー映像も流れたりして非常に良かったと思うんです・・・。

でもね、納得できたのはここまで。
あとは非常に厄介・・・というか代表にとってさもすればマイナスな事しかいっていないような気がしてなりませんでした。えっとここは見るものにより解釈の違いがあると思いますが・・・。

内容はお互いの『選手像』みたいなものを語り合ったくだり・・・。
それはTeamとはまた違った部分じゃないかなーと。ましてやW杯が目前に迫った状況で「バカか本当にいい選手は・・・(省略)そして、本当にいい選手は沈んでもまた上がってくる」と・・・。

「正直、W杯前にそれじゃ困るのです・・・汗」
私自身ももちろん、本田選手がW杯という大きな舞台で活躍する姿はみたいと思っています。
当たり前ですよね?彼が活躍するということは、＝(イコール)日本代表が活躍するということですから。
あと、エゴも絶対に必要だと思います。
特に攻撃的なポジションを任せられている選手ですから、そのエゴもゴールに直結するものなら歓迎です。

でもね「(本田選手が言った)自信があるから信念は曲げない」だけじゃ駄目なんです。
また「(中田氏が言った)溝があった」じゃ駄目なのです。

これじゃ試合する前から・・・負けフラッグ立てるようなものです。
そこはよく理解して欲しいなーと思いますね。W杯は23選手全員が同じ方向に向いていなくちゃいけないので・・・。"ひとりでできるもん"みたいな過去のサッカーは今の組織だったサッカーじゃ博打みたいなものなのですから・・・。

ちなみにこの対談をした後に行われた大会前3連戦中(特に韓国戦以後)に本田選手はこれじゃあかん・・・と感じたのか他選手とより対話をするようになったとか。これはよい傾向だと思ったりしています。建設的な意見で論じ合うことは歓迎するところ。ピッチの上だけでなく、個人間のサッカー観、戦術観の距離も詰めて欲しいなーと切に願います・・・中田氏が代表のピッチ内外で埋めれなかった溝を本田選手には埋めて欲しいと・・・

「頼むよ、本田選手・・・さくっと中田氏を追い抜いて飛躍を・・・」

＜おまけ＞
コートジボワール戦で見られたこと。
もう少しチェックしなくちゃいけないよ・・・と。相手選手が自分の前を突破しようとしているのにぼけーっと眺めているだけじゃ、そりゃラモス氏もぶち切れます・・・汗。懸命に追いかけてまで張り付けとは言いませんが最低限のチェックはしよう♪