2010/06/04 Fri ベニテス退団。

リバプールに成功と挫折をもたらした名将がリバプールを退団。

彼はイングランドでも伝統のあるリバプールに一体何を残したんでしょうか?
ええっと、誤解があると困るのでちゃんと書きますが、カップ戦に対し非常に相性がよく、レッズ監督時だけでもFAカップ、コミュニティーシールド、UEFAスーパーカップ、CWC、そしてUEFAチャンピオンズリーグと数多くのカップ戦を制しました。これは本当に凄い事だと思いますし、褒め称えるに値する活躍だったと思います。

ですが、レッズサポが長年欲しているプレミアを結局のところ獲れなかった。
俗にビック4と呼ばれるプレミア上位クラブ(リバプール、マンチェスターUtd：11回、アーセナル：3回、チェルシー：3回・・・あってる??)の中で今も無冠なのはレッズだけです。確かに0910シーズンに関して言えば思うような補強が出来なかったかもしれません。がそれ以前はかなり余裕を持った補強もフロントと意思の疎通が出来ていたかどうかは不明ですが出来たと思いますし、また各シーズンを通して自分の思い描く采配(プレッシングサッカー、ターンオーバー、堅守速攻的な戦術)も比較的出来たんじゃないかなーと思います(ファギー&ヴェンゲルは別格ですけどね、あの二人は色々な意味で100%自分色のチームにしてますもん)。

なのに・・・(何度も書きますが)プレミア奪取出来ず。

ええっとレッズサポさんにお叱り受けるのを承知で書きますが、『イスタンブールの奇跡』を起こしたCL0405ファイナルのチーム・・・あれは成功したチームだったのか??そう振り返る時があります。私の脳裏に焼きついているのはあの試合、ミランに大量失点した前半の後、後半に爆発したチーム(もちろんレッズサポの大声援も覚えています)ですが、それと同時に同シーズン上位3強からダントツに引き離されての5位フィニッシュした0405チーム(先ほどPOINTを確認・・・チェルシー95P、ガナーズ83P、マンUtd77P、エバートン61P・・・レッズ58P)。そしてUEFA協会協議の上、翌シーズン特例で予備予選より参加資格もらえた・・・というチーム。

果たしてこれがどういう意味を持つのか・・・。
あくまで私個人の意見としてになりますが、このシーズンがベニテス監督及びリバプールのキーポイント(シーズン)になったんじゃないかなーと・・・。そして残したものは・・・やっぱりビックイヤー(＝大耳)だけかなーと・・・。

っと過去のことはさておき一番心配なのは、ここから先のリバプール。
EL出場権は何とか確保できたものの、例年入っていたCL出場報酬はなくなり、またオーナー問題も未解決(補強の足枷)で自国育成選手枠問題も・・・。そしてベニテス監督が退団することにより、チームは新たなサイクルへ。ここで問題は監督交代により下手したら主力選手が抜けるかも・・・ということ。まあレッズの象徴であるジェラードやエースであるF.トーレスは共に2013年まで契約が残っていますし、GKレイナも先月だったかな?契約更新したので問題ないとは思いますが、他の選手がねぇ・・・と。


と長々と書きましたが崖っぷちに追い込まれた状況ぽいですが、そういう時こそだだだーっと踏ん張るのがリバプール。熱いサポもいますし、ここは一念発起してさくっとプレミア獲っちゃってください・・・。

というか・・・
「ん??ベニテス監督逃げた???」
そう思いたくはありませんがこのスパイラルを見ているとどうもねぇ・・・汗。

＜おまけ＞
インテル監督就任とか噂されていますが、これが本当ならインテルは色々な意味で後退すると思います・・・何となくですけどね・・・。というかマイコン、公言しちゃいました・・・汗。