2008/09/18 Thu 3億円賠償命令

大阪府高槻市で96年8月、サッカー部の試合中の落雷で視力を失い、手足が不自由になった当時高校1年の男性と家族が、在学していた私立土佐高校（高知市）と、サッカー大会を開いた高槻市体育協会に約6億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審の判決が17日、高松高裁であり矢延正平裁判長は高校と協会に3億700万円の支払いを命じたそうです。

ちなみに矢延裁判長は「クラブ活動では、生徒は担当教諭の指導監督に従って行動する」と指摘したうえで、「生徒の安全を守るべき引率教諭は一般に知られている避雷の知識を当然持つべきだ」と述べ、部活動での学校側の安全配慮義務を厳しくとらえたのですが、サッカーという競技の場合、他の野球とかと違い試合天候が多少（かなり？）悪条件でもする傾向にありますからねえ～。

むう～それにしても教諭に一般的に知られている難雷の知識を"当然持つべき"という部分は気になります。
まあ、この試合内容が分かりませんからなんとも言えませんが、どこまでの知識を教諭が持たなければいけないのか？、また環境が整えるべきか？色々考えるべき点がありますよね？最近のサッカー事故の場合、心拍停止などがありますが、じゃあ過去の事故を教訓に大会・試合の大小を問わずAED（自動体外式除細動器／Automated External Defibrillator）が設置してあるのか？また使用するための知識あるのか？等々・・・拡大的な解釈すれば、どこまでも求められてしまいます。というかこうなってくるともう全てのスポーツ（小中高校・アマ・プロ）やお遊戯（保育園や幼稚園）にも言えますから・・・。

うーん考えてしまいます・・・汗。